ドライアイがひどくてコンタクトが辛い、かといってメガネも不便…
そんな悩みを長年抱えていた僕が、ついに視力矯正手術の一つであるICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けました。
レーシックも検討しましたが、「乱視が強く角膜を削る量が多くなる」ため難しいと言われ断念。
代わりに選んだICL手術で、ついに裸眼でも快適に生活できる視界を手に入れた体験談を紹介します。
同じように「メガネやコンタクトから解放されたい!」と思っている方の参考になれば幸いです。
ICLに興味を持ったきっかけと他の選択肢との比較
最初にICL手術に興味を持ったきっかけは、「ドライアイ」の悩みでした。
もともと学生時代からソフトコンタクトレンズを常用していましたが、年中目が乾いてゴロゴロし、本当に辛かったんです。
長時間のコンタクト装着によるドライアイから解放されたいという思いが強まりました。
メガネも使用していましたが、スポーツや雨の日に不便です。
特に自分は激しく動くスポーツをしていたので、コンタクトは必須でした。
そのため、どこに行くにもメガネとコンタクト用品を手放せない不便さを感じていました。
あと、メガネは見た目の印象も気になってしまいますよね。
特に乱視はレンズが厚いのでかなり印象が変わります。
そこで視力矯正手術を検討し、まず候補に上がったのはレーシックでした。
しかし僕の場合、「強い近視と乱視持ち」でした。
レーシックだと角膜を相当削る必要があり難しそうでした。
また、レーシックは角膜の神経を切る影響で「術後にドライアイが生じるリスクもある」と知り、ドライアイ持ちの自分には不安がありました。
そこで「角膜を削らない視力矯正」というICLに注目したのです。
ICLは「目の中に小さなレンズを入れて視力を矯正する」方法で、角膜の厚みや乱視の強さに左右されにくいそうでした。
また、ICLは眼内コンタクトレンズと言われます。
要するに目の中にコンタクトレンズを入れるイメージです。
角膜を切開して眼内にレンズを挿入し、虹彩(黒目)の裏側に固定することで視力を矯正する手術です。
メガネ・コンタクト・レーシックと比べ費用は高めですが、ドライアイ体質や強度近視・乱視でも受けられるICLは、当時の僕にとってベストな選択肢に思えました。
また、レンズは合わなければ取り出すこともできる“可逆性”があると知って「これなら自分に合うかも!」と思いました。
実際のカウンセリング・適応検査の流れ
ICLに興味を持ったとはいえ、まずは眼科でのカウンセリングと適応検査を受けないことには始まりません。
僕は「品川近視クリニック」さんで予約し、手術を受けました。
https://www.shinagawa-lasik.com
豊富な実績と他クリニックさんと比較して、価格帯が安いと感じたことが理由です。
予約を取り、最初に受けたのが適応検査とカウンセリングです。
当日は視力検査はもちろんのこと、角膜の厚みや眼球の長さ、前房の深さ(虹彩と水晶体の間のスペース)など詳しい検査を次々と行いました。
事前に「検査の○日前からコンタクト使用禁止」と言われており、僕も検査前は数日メガネ生活で過ごしました。
検査自体はトータルで2時間ほどかかり、かなり念入りです。
検査結果と医師の診断により、やはり「レーシック」は角膜を相当削る必要があり難しいとのことでした。
ただ「ICL手術は問題なく可能です」と説明を受けたときはホッとしましたね。
「レンズの度数やサイズをオーダーするので手術日までしばらく待ちます」とのことで、僕の場合はレンズ取り寄せに1ヵ月かかりました。
在庫があれば早いそうですが、乱視の場合はアメリカやスイス等の海外取り寄せになるそうで、時間がかかるそうです。
その後手術日が決まりました。
特に土日がかなり人気でしたので、平日が休める方はそちらをオススメします。
手術前日には感染予防の点眼薬をさしたり、当日朝にも指定の目薬をさしたりといった指示もあり、いよいよだなと緊張感が高まっていきました。
ICLの主なメリットとデメリット
同時に、ICLや他の手術のメリット・デメリットについても詳しく説明してもらい、不安や疑問はこのカウンセリングでかなり解消されました。
メリット
- 角膜を削らないので安全性が高い
レーシックのように角膜を削らないため、術後の角膜強度が保たれやすく、ドライアイリスクも低め。 - 強度近視・乱視でも対応可能
レーシックが難しいケース(角膜が薄い、乱視が強いなど)でも、ICLなら適応できる場合が多い。 - 取り外し可能で“可逆性”がある
万が一レンズが合わないときも、取り外して元に戻すことができる安心感がある。 - 長期的に視力が安定しやすい
一度入れたレンズは基本的に長期間使え、視力も安定しやすい。 - 夜間視力・コントラストの見え方が良い
光のにじみ(ハロー・グレア)が少なく、夜間運転も安心。
デメリット
- 費用が高い(両目で50〜60万円ほどが目安)
保険適用外の自由診療なので、初期費用はかなりかかる。乱視だと追加料金の場合も。 - 目薬など術後ケアが必要
術後数週間は点眼スケジュールが多く、自己管理が求められます。 - 定期的な通院が必要
術後すぐはもちろん、年1回など定期的なチェックが必要です。 - 稀に白内障や眼圧上昇などの副作用リスクも
まれですが、眼内にレンズを入れることで水晶体や眼圧に影響する可能性があります。
手術当日の体験(感覚や雰囲気)
いよいよ手術当日。クリニックに到着すると簡易な血液検査や最終確認を経て、手術着に着替えました。
正直、手術台に横になった瞬間が一番ドキドキしましたね。
「本当に大丈夫かな…」と若干後悔も頭に過ぎりました。
怖気づきそうになる心を必死に落ち着かせていました。
手術は両眼同じ日に行いました。
まずベッドに仰向けになると、目の周りを消毒され、顔に手術用の布がかけられます(目の部分だけ穴が開いた布です)。
まばたきしないように器具で瞼を固定されましたが、不思議と痛みはありません。
点眼麻酔がしっかり効いていたようで、目の感覚はほぼゼロでした。
手術中は「眩しいライトをずっと見ていてくださいね~」と言われ、その指示通り天井のライトを見つめ続けました。
ぼんやり光を眺めているうちに手術が進行します。
目に消毒液や洗浄液をかけられる度に視界がゆらゆらキラキラと揺れて、水の中にいるような不思議な感覚でした。
本当にプールの中にいる感覚や、水槽を眺めているような気分です(笑)。
メスで角膜に小さな切開を入れる際も痛みは全くなく、「今切ったのかな?」と分からないほどでした。
ただ、すぐ後に視界の大部分が一瞬真っ暗になりました。
が、すぐにまた先ほどのゆらゆらした光景に戻りました。
レンズを挿入する際だけはグイッと目を押されるような圧力を感じ、若干の痛み。
僕は乱視だったので、レンズが回転すると見えにくくなるため、固定をしっかりしないといけない、と言われていました。
緊張していましたが、執刀医の先生が「今レンズを入れていますよ」「順調ですよ」と声をかけ続けてくれたので安心できました。
手術時間は片目15分ずつ、両目でだいたい30分程度だったと思います。
体感ではあっという間でした。
術後すぐの見え方(まるで水中にいるよう?)
手術直後、目を開けてみると世界がどう見えたか――
正直に言うと、この時点では視界はクリアではありませんでした。
例えるなら「プールの中にいるような感じ」で、全体的にぼんやりモヤがかかったように見えます。
これは事前の説明でも聞いていたので想定内です。
ただ、不思議と痛みはなく、強い光で眩しい感じがあるくらいです。
手術後しばらく休憩室で休み、医師のチェックを受けてから帰宅となりました。
その頃には手術直後よりは少しずつ見える輪郭がシャープになってきていた気がします。
それでもまだこの日は「プールの中にいるような感じ」から抜け出せませんでした。
電車とバスを駆使して、慎重に家路につきました。
術後の目薬管理など、リアルな負担
ICL手術を受けた後は、「手術終わってハイおしまい!」ではありません。
しばらくの間、術後ケアをきちんと行う必要があります。
その代表が点眼薬の管理でした。
僕の場合、術後に抗生物質の目薬、炎症を抑えるステロイドの目薬、眼圧を下げる目薬など数種類が処方されました。
最初の1〜2週間はかなり頻繁に点眼が必要で、1日4回、種類によっては2時間おきになどスケジュールを組んでさし続けます。
「目薬地獄」とまでは言いませんが、普段ずぼらな僕にはスマホのアラームを活用しないと忘れてしまいそうなほどでした(笑)。
でもこの点眼と内服薬は術後の回復にとても大事とのことで、自分の目のために頑張りました。
また、術後しばらくは定期的な通院も続きます。
僕のクリニックでは翌日検診、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後…といったスケジュールで検査があり、経過に問題がなければ徐々に通院間隔が延びていきました。
生活面でも注意が必要なことがいくつかありました。
例えば術後1週間ほどは就寝時に保護用の眼帯をつけたり、目をこすらないよう細心の注意を払いました。
洗顔や入浴も術後数日は気をつけ(顔に水が入らないように)、飲酒や運動も医師の指示通り控えめにしていました。
地道なケアのおかげで、特にトラブルもなく回復していきましたが、しばらくの間は「目薬さし忘れてないかな?」「変な見え方してないかな?」と神経質にチェックする日々でもありました。
リアルな話、術後ケアの手間は多少ありますが、その甲斐あってしっかり視力が出るようになるので頑張りどころです。
術後しばらく経ってからのクリアな視界と満足度
そして迎えた術後数日~1週間後。
徐々に目の中の違和感やぼやけも取れてきて、信じられないほどクリアな視界が戻ってきました。
翌日には早くも視力の回復を実感できる人もいるそうですが、僕の場合は翌々日頃から徐々にクリアになっていった感じです。
1週間を過ぎても、つい癖で、朝起きて「あれ、メガネどこだ?」と探してしまう自分に笑ってしまいました。
裸眼でくっきり見える生活は本当に感動的です。
視力検査では両目とも1.5まで出ていました!
手術前は乱視で何も見えなったことを考えると、劇的なアップデートを果たしました。
一度クリアな視界に慣れてしまうと人間贅沢なもので、すぐそれが当たり前になるとも聞きますが、僕は「世界ってこんなにキレイだったんだな…!」と術後しばらくは感激しっぱなしでした。
ドライアイに悩まされることもなくなり、朝から目がシパシパする不快感とも無縁です。
ICL手術を受けて本当によかったと感じています。
特に乱視が強く夜間の光がにじんで見えていたのが改善されたことで、夜の運転も楽になりました。
もちろん術後間もない頃はレンズが入っている違和感がゼロではなかったですが、1ヶ月も経つ頃には目の中にレンズが入っていることも意識しなくなり、自然な見え方に落ち着きました。
今ではICLの存在を忘れてしまうほど自分の目に馴染んでいます。
今後の経過観察や気をつけていること
ICL手術後の視力には大満足ですが、これで一生メンテナンスフリーかというと、そうでもありません。
今後も定期的な経過観察は欠かせないと考えています。
具体的には、年に一度の定期検診は必ず受けようと決めています。
ICLは基本的に半永久的に使用できると言われますが、年に一度はレンズがちゃんと所定の位置にあるか、眼圧に異常がないか、白内障の兆候が出ていないかなどをチェックしてもらうのが望ましいそうです。
特にICLは虹彩と水晶体の間にレンズを入れているため、ごくまれに水晶体に影響が出て白内障が進行したり、眼圧が上がるリスクも報告されています。
そうした万が一のトラブルを早期発見・対処するためにも、アフターケアの一環として定期検診は怠らないようにしています。
幸い今のところ術後2年間トラブルは一切なく、経過は良好です。
それでも目のために普段から気をつけていることがあります。
例えば強い衝撃を受けるようなスポーツ(ボクシングなど)はなるべく避ける、目に異常を感じたらすぐ眼科を受診する、そして何よりも目を大切に扱うこと。
ICLは取り外し可能とはいえ簡単に自分でどうこうできるものではありませんから、術後も自分の目を労わる生活を心がけています。
お医者さんからも「年1回は検査に来てね」と言われていますし、安心してICLライフを送るためにも今後もフォローは続けていきます。
同じ悩みを持つ人へのアドバイスや一言
最後に、僕と同じように「ドライアイでコンタクトが辛い」「強度近視・乱視でレーシックは難しいかも」と悩んでいる方へ、実体験からのアドバイスです。
まず言いたいのは、ICLという選択肢は想像以上に快適だということ。
角膜を削らないICLはドライアイ悪化の心配もほとんどなく、薄い角膜や強い乱視・近視の方でも受けられる可能性が高いです。
実際、僕自身レーシックを断念した立場ですがICLで視力を取り戻せましたし、術後のドライアイも感じませんでした。
もちろん手術にはリスクも伴いますし、費用も安くはないので誰にでも絶対おすすめとは言えません。
ですが「メガネ・コンタクトのわずらわしさから解放されたい!」という気持ちがあるなら、適応検査だけでも受けてみる価値は大いにあると思います。
ICLレンズは将来必要があれば交換・除去も可能なため、万一合わなくてもやり直しがきく点でも安心感があります。
僕も実際カウンセリングを受けるまでは不安でいっぱいでしたが、医師の説明を聞き検査を重ねる中で「やってみよう」という気持ちになれました。
大事なのは信頼できるクリニックに相談することと、自分の目の状態をよく知ることです。
同じ悩みを持つ方々がベストな選択をできるよう願っています。
ICL手術を経た今、「あの時勇気を出して一歩踏み出してよかった!」と心から思っています。
あなたの視界にも、快適で明るい未来が開けますように──。